THE BIG ISSUE No.439 コロナ禍、医療崩壊と再生
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By ビッグイシュー日本
特集「コロナ禍、医療崩壊と再生」
新型コロナに感染、重症化しても治療を受けられない。2020年コロナ禍の発生以来、私たちは医療崩壊の現実にくり返し直面、実感してきた。その大きな原因は「医師不足」と「公立・公的病院の不足」であるという。
病院勤務医の約4割の人は過労死ラインを超え勤務している。日本 の人口あたりの医師数をOECD 平均のレベルにするには10万人以上の増員が必要となっている。また、コロナ禍で最も多くの病床を確保してきた公立・公的病院は、日本ではわずか20%しかない(ドイツやフランスは50%以上)。なのに、公立・公的病院の統廃合、独立行政法人化(実質的には民営化)が進められようとしている。
医療再生の道を探るため、ジャーナリストの和田秀子さんによる医療崩壊の現場取材レポートを紹介。植山直人さん(「全国医師ユニオン」代表)に「医師の不足と“超” 長時間労働」について、本田宏さん(NPO法人「医療制度研究会」副理事長)に「日本の医療、再公営化の必要性」について聞いた。
スペシャルインタビュー :「ミューズ / マット・ベラミー」
英国を代表するロックバンドとして不動の人気を集め続けるミューズ。ボーカルのマット・ベラミーは、故郷の英国を離れたまま、コロナ禍で長期にわたり米国に滞在。2021年1月6日、米国連邦議会議事堂が2000人以上もの群衆によって襲撃された際には、ロサンゼルスの自宅で騒動の行方を見守っていました。折りしも9枚目のアルバム作りに取りかかったところで、この滞在経験が最新アルバムに結びつき、後のビッグイシューとのコラボレーションにもつながったと語ります。