THE BIG ISSUE No.506 動物たちの力を借りる
特集:「動物たちの力を借りる」
日本で犬や猫などの動物と暮らした経験のある人は47%で、約半分にのぼるといいます。また、動物とのふれあいによって、ストレスを表す心拍数や血圧を下げることなどもわかってきました。
大塚敦子さん(ジャーナリスト)は30年以上、「動物介在介入」(アニマルセラピー)に関心をもち、主に米国や国内の現場で取材してきました。その中で、その人をありのままに受け入れられる動物の力が、教育、若者の自立支援、人生の生き直し、医療、司法の場などで、人にさまざまな恩恵を与えていることに気づいたといいます。そんな大塚さんに「子どもや若者を対象に行われている国内外の活動事例」について聞きました。
また、子どもたちが犬に読み聞かせを行う「わん!だふる読書体験」(三鷹市立三鷹図書館)、「保護犬の譲渡推進と若者の自立支援を行う活動」(認定NPO法人キドックス)、病気の子どもに寄り添う「ホスピタル・ファシリティドッグ®」(認定NPO法人シャイン・オン・キッズ)、それぞれの活動について取材しました。
スペシャルインタビュー:「レオ・レオーニ」
『スイミー』『フレデリック』『あおくんときいろちゃん』など、数々の名作絵本を生み出したレオ・レオーニ(1910―1999)。 元々はグラフィックデザイナーやアートディレクターとして活躍していたレオーニが、49歳から始めた絵本づくりに焦点をあてる「レオ・レオーニの絵本づくり展」が7月5日から東京・渋谷のヒカリエホールで開催されます。 レオーニが絵本に込めた思いとは、どのようなものだったのか? 生前のレオーニと交流もあった松岡希代子さん(板橋区立美術館館長)に「レオーニの人生と作品」について、岡田由里さん(Bunkamura ザ・ミュージアム学芸員)に展覧会の見どころを聞きました。
