THE BIG ISSUE No.442 幸せ呼ぶ、子育て支援
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By ビッグイシュー日本
特集「幸せ呼ぶ、子育て支援」
いま、日本の出生率は1・30(2021年)。これが最も低かったのは2005年の1・26。最高は団塊の世代が生まれた第1次ベビーブーム(1947~49年)の4・3~4・5だった。
子育て支援の役割は「次世代の人々がよりよい人生を送り、よい社会を築くうえで不可欠な投資」「少子化対策を超えて考える」と語るのは、労働経済学を研究する山口慎太郎さん(東京大学大学院教授)だ。
そこで、3つの自治体の試みにも注目した。若い世代の定住が進み出生率日本一(2・95。19年)の岡山県奈義町の「チャイルドホーム」は乳幼児だけではなく小学生も集う。人口増加率1位(21年)の千葉県流山市では、主要駅に駅前送迎保育ステーションをつくり送り迎えをサポートする。中核市人口増加率1位(20年)の兵庫県明石市は、育児の不安や悩みを聞きながら毎月「おむつ定期便」を届ける。
山口さんには経済学的視点から見た子育て支援の提案を聞き、奈義町、流山市、明石市のそれぞれの支援方策を取材した。
スペシャルインタビュー :「トム・デイリー」
英国の男子高飛び込み競技選手トム・デイリーは、当時19歳で自身がゲイ(男性同性愛者)であると公表。以来スター選手としての立場を活かし、LGBT+アスリートの権利向上に取り組んでいます。コモンウェルスゲームズ出場国の半数以上が同性愛者を違法とする現状を変えていきたいと願うデイリーに、『ビッグイシュー英国版』が思いを聞きました。