THE BIG ISSUE 382号
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By ビッグイシュー日本
特集「虐待サバイバーたち」
〝虐待〟は今、子どもと保護者を巡る問題ばかりが注目されている。 その陰で、虐待を受けて大人になった〝虐待サバイバーたち〟のことはほとんど知られていない。彼・彼女らは現行の児童虐待防止法ができる2000年より前に子ども時代を送り、守られることがなく、虐待の後遺症と闘いながら生きてきた元・被虐待児たちである。 しかし、ここ数年、虐待サバイバー自身が、サバイバーのための仕事づくり、居場所づくりや相談事業、そして法律の整備など、当事者のサポートに取り組み始めている。 そんな、虐待サバイバー4人が〝未来のためにできること〟について話し合った(座談会)。 また、それぞれのサバイバーたちの活動、その展望を取材した。 ビッグイシュー初の当事者による当事者特集。 〝虐待〟を知るきっかけになればうれしい。 ※ 本特集は、虐待サバイバーでもある、ライターの吉野かぁこさんの全面的なご協力のもと実現したものです。
当事者4人の座談会
虐待サバイバーたちが考えた“未来へのギフト”とは
サバイバーを対象に仕事をつくり出す
岡本翔さん
虐待経験をパワーに変える道を探したい
ブローハン聡さん
虐待サバイバーを支援する法律をつくりたい
羽馬千恵さん
- スペシャルインタビュー:「キーラ・ナイトレイ」
2003年、米英によるイラク攻撃を阻止すべく、公務秘密法違反を承知で内部告発を行った英政府職員がいます。当時20代だったこのキャサリン・ガンの実話をもとにした政治サスペンス映画『オフィシャル・シークレット』で、主演を演じたのはキーラ・ナイトレイ。幼い頃から政治に熱心な家庭で育ったといいます。